鼻線は必要?ある・ない・貼った場合
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2021年頃からのaotumeは鼻が描かれている
44番ヘッドであるよよの初期、鼻に線が描かれていました。
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↑ほんとに最初の開けたて最初。確かにあった。
しかし、わずか数カ月で鼻の化粧線は消えてしまったのです。
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↑二カ月ぐらい。既に気配はない。
鼻は着替えやポージングで比較的接触しやすい場所でもあります。
初期のaotumeには鼻は描かれていなかった
元々aotumeの初期付近のモデルは鼻線が描かれていなかったようです。
なければないで気にならないものなのですが、そこは個人の絵柄の好みですね。
鼻のあるなしを見てみる
鼻線のある・なしは機能的に何も問題がありません。変化するのは見た目の印象だけです。では実際鼻線のある・なしでどう印象が違うのか?
よよで試してみましょう。
シール用紙で作成した貼り鼻線のある・なし、照明によって陰影消す・消さないの4パターンです。
貼り鼻線・照明なし
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ほどほどに陰影があり、線と陰影が邪魔し合ってはいません。
鼻は丸みを帯びているので鼻線を境に陰影が分れる訳ではない事に注意。
aotumeのメイク自体が薄い茶色である事から、ハッキリした黒よりも茶色程度の馴染む色がいいと思います。好みの問題ですね。
鼻線なし・照明なし
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線がありませんが、陰影によって鼻を認識できます。よりCG的、人形的な印象があります。
貼り鼻線・照明あり
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![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/03-1.jpg)
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![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/05-1.jpg)
正面から強い光を当て陰影を消す事によって、二次元的な雰囲気が強まります。
この場合、鼻線は強い効果があります。
鼻線なし・照明あり
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/01-3.jpg)
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/02-10.jpg)
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/03-3-906x1024.jpg)
よよの場合1年以上経ってる汚れで(?)、少し鼻が青暗い色合いになっているので認識できますが、丁寧に扱われているドールならこれ以上に鼻を認識しづらくなる筈です。
拡大しているのでじっくり見ればわかりますが、パッと見の印象では鼻がないようにも見えます。
違和感が出るパターン
以下のような陰影の絵が欲しい時は、鼻線はない方が良いかもしれません。
もしくは貼り鼻にして、写真ごとに位置を調整するという手もあります。
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/IMG_20221222_124440.jpg)
上からの強い光で鼻の立体に影ができた場合。
線の細さと鼻陰影のもったりした大きさにギャップを感じます。
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/IMG_20221222_124735.jpg)
線の位置は中心にありますが、絵的にはもっと右の影が強くなった境目にあるべきです。
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/IMG_20221222_124709.jpg)
漫画やアニメ、二次元的には明るい部分と暗い部分の境目に描かれていますが、位置的な違和感が生じます。
シンプルな違和感の消し方
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/IMG_20221222_124755.jpg)
前述の場合だと、もう少し光源の位置を逆光的にする事で影の位置を調整し、鼻の頂点から反対側が暗くなるようにすれば違和感は減ります。
鼻は丸みを帯びているので強い照明を使う場合、角度によっていくらかの違和感は避けられません。
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/06.jpg)
一番わかりやすいパターン。下から強い光を当て、鼻の下側の陰影を消すと綺麗に見えます。
猫鼻
貼り鼻であれば一時的にふざけた鼻にもしやすいです。
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/u01-1.jpg)
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/u02-1.jpg)
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/u03-1.jpg)
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/u03-3b-768x1024.jpg)
↑上記の猫耳(白の方がよかったか・・)
※追記 : この塗装した髭シールを剥がしたら、写真では分からない程度のわずかな黒が付着しました。真似する場合は長時間は避けるか、黒用紙+両面テープ等にしましょう。
鼻は何で描く?付ける?
【貼る】シール用紙
失敗の恐れがあり直接描きたくない、描画するメイク道具がない。
猫鼻など一時的なネタをしたい場合。
漫画的な扱いを好んでいる私としてはお勧めの方法です。
ただし、鼻はあったとしてとても細く小さいものなので、直接描くのに比べて大雑把にしか作れません。更に紙質によっては鼻線に光が反射して違和感が出ます。
また、陰影に合わせて漫画的に線の位置を調整したい場合もこの方法を使う事ができます。
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/sealmake01.jpg)
今回は、白いシール用紙にガンダムマーカー黒ペンで塗装した物を扱っています。
指で扱うのも難しいサイズなので、ピンセットで抑えてハサミで切っていきます。
このマーカーと墨ペンは、「貼り口」や「貼りまつ毛」の時にも使っていますが乾くのが早く肌にも付着しづらいので使い勝手がいいです。
インクが乾きづらい・触ると手に付着する用紙は避けましょう。塗装してから時間を置きましょう。
シール用紙は100均のものでOK。ペンもちゃんと乾かせばなんでも大丈夫です。
今回貼った後、鼻にわずかな黒いよごれが付いてしまいましたが、100均のメイク落としシートで拭き続けてなんとか落ちました。
シール用紙の光沢面に塗った為乾くのに時間がかかったと思われるのと、長時間経ってTPEのブリードでインクが溶けた事もあると思うのでそこだけ注意。
【描く】メイク道具
目の周りがハッキリした黒である事から、ガンダムマーカーなどの黒ペンで描くという方法もあるのですが、aotumeの初期鼻が薄い茶色である事から黒はお勧めしません。またインクで描くと滲んで失敗する恐れがあります。
![](https://yoyonote.info/wp-content/uploads/2022/12/IMG_20221223_085532.jpg)
このようなメイク道具で描く方法もあります。
私は今の所頬紅の調整ぐらいにしか使っておらず、線描きは試していませんので、今後使う事があれば追記します。
【鼻あり】良い点
- ライティングをしっかり行い、影を消した場合に平面的な絵が作れる
- 自分で見る、動画にする等、多方向の撮影をした場合の印象に影響が出る
- 鼻の位置がはっきりするので、より漫画アニメ顔になる
- 猫鼻などインパクトのある顔を作れる
【鼻あり】悪い点
- 自然光や強い照明で鼻の立体影がはっきりしている場合、描き方・付け方によって違和感が出る
- 頻繁に衣装替えする場合、保護してやらないとこすれて消える。貼り鼻線の場合まず剥がれるので撮影時のみ付ける。
- 描き直した場合、同じように描けないと雰囲気が違ってしまう
- 二次元や3Dモデルの鼻は立体・陰影を考慮した動く線なので、完全には再現できない。対処するなら張り鼻線で写真ごとに調整する
まとめ
描かなくても問題はありませんが、CG的・立体を生かしたドール寄りにするなら「鼻なし」、二次元寄りにするなら「鼻あり」という印象です。